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README.md Normal file
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@ -0,0 +1,58 @@
# Writing Proposals
「◯◯を変えたい」というざっくりした思いつきから、AIが対話で材料を引き出し、相手に刺さる提案文書を作ってくれるスキルです。
意思決定者に「それで!」と言わせる、結論ファーストの提案文に仕上がります。
## 何ができるか
- AIが提案に必要な材料誰に・相手の問い・何を言い切るか・根拠を1問ずつ質問してくれる
- 「どうしますか?」ではなく「◯◯がおすすめ、理由はこう」と推奨案つきで聞いてくる
- 材料が揃うと、結論ファーストで構造化された提案文書を出力してくれる
- 過去に書いた文章を渡すと、あなたの文体に寄せてくれる(任意)
テンプレートを機械的に埋めるのではなく、**書く前に「上流」(誰に・何を・なぜ)を整える**ことに専念します。
## 使い方
Cursor のチャット欄に、提案したいことを書いて以下のように依頼するだけです。
```
定例会議を減らす提案を作って
```
または
```
◯◯を提案したい
```
```
提案書を書いて
```
AIが1問ずつ質問してくるので、答えていけば提案文書ができあがります。最初にわかっている情報はまとめて渡してもOKです。
## こんなときに使う
- 上司やチームに何かを提案したいが、どう書けば通るか分からないとき
- AIに丸投げすると「当たり障りのない薄い文章」しか出てこないとき
- 自分の作ったツールや改善案を、決裁権を持つ人に通したいとき
- 提案の根拠をどう組み立てればいいか迷うとき
## フォルダの中身
```
writing-proposals/
├── README.md ← この説明書
├── SKILL.md ← スキル本体AIへの指示書
└── references/
├── examples.md ← 提案文書の模範例
└── output-quality.md ← 出力品質チェックリスト
```
`SKILL.md` がスキル本体AIへの指示書で、`references/` の模範例・品質チェックリストを参照します。
## 困ったとき
何が起きても、まずはチャット欄でAIに状況を伝えてください。AIがエラーの内容を読み取り、次にやるべきことを教えてくれます。

105
SKILL.md Normal file
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@ -0,0 +1,105 @@
---
name: writing-proposals
description: 誰かに何かを提案したいとき、対話で材料を引き出し、結論ファーストで意思決定者に刺さる提案文書を作るスキル。「提案文を作って」「提案書を書いて」「◯◯を提案したい」「提案を通したい」「writing-proposals」と依頼された際に使用する。
---
# Writing Proposals
ざっくりした思いつき(例:「定例会議を減らしたい」)から、対話を通じて材料を引き出し、意思決定者に刺さる提案文書を作る。テンプレートを埋めるのではなく、**書く前に上流を整える**ことに専念する。
## 大原則:上流を整えてから書く
文章は5つの工程でできている。
```
上流(人間が決める) 誰に出すか 相手の問い 何を言い切るか
下流AIが整える 下書き 洗練
```
上流が空っぽのまま下流だけAIに任せると、誰にでも当てはまる薄い文章になる。このスキルは上流を対話で固めてから下流を書く。
## 基本ルール
- **1問ずつ聞く。** まとめて質問攻めにしない
- **質問には必ず推奨案を添える。** 「どうしますか?」ではなく「◯◯がおすすめ、理由はこう。どうですか?」(特に③相手の問い)
- **質問は必ず「選べる質問ツール」で行う。** 推奨案を選択肢にして提示し、テキストで列挙しない
- **ユーザーは最初にまとめて渡してよい。** すでに分かる材料は聞かず、足りない分だけ確認する
- **ユーザーを否定せず、肯定的な言葉で伴走する。** ダメ出しの口調にしない
- **提案の穴は誠実に伝える。** 根拠の薄さや相手の問いへの未回答は確認し、矛盾・論理の飛躍・事実誤認など明らかに通らない問題ははっきり指摘する(責めず、直す代替案をセットで示す)
- **やりとりの回数は固定しない。** 数問で終わることも、長く続くこともある
- **手で書き換えず、材料が揃ってから一度に出力する**
## 集める5つの材料
| # | 聞くこと | 役割 |
|---|---|---|
| ① | 何を変えたいのか | 提案の核 |
| ② | 決めるのは誰か | 承認者・意思決定者 |
| ③ | その人の頭の中の問いは | 相手の関心・不安 |
| ④ | 根拠になる数字や事実は | 説得材料 |
| ⑤ | 似た種類の過去の文章(任意) | 文体の学習用 |
**相手が誰か迷ったら「忙しい・せっかち・短気・ズボラな意思決定者」を想定する。** 最初の数行で読むのをやめ、YesかNoで答えたいだけの人。その人が「それで」の一言で終われる文章が、優れた提案文書。
## 対話の進め方
1. **受け取る**:持ち込まれた提案を読み、分かる材料を①〜⑤に仮置きする
2. **上流を埋める**不足する①〜③を1問ずつ、推奨案つきで確認する
3. **根拠を詰める**:④を引き出す(「根拠の強さ」参照)。数字がなければ体験談へ誘導する。⑤があれば文体の特徴をつかむ
4. **出力する**:結論ファーストの提案文書を生成する(「出力フォーマット」参照)
ユーザーが「もう十分」と言えば、その時点で出力に進む。
### 質問の例(良い / 悪い)
特に③相手の問いは答えにくい。質問するだけでなく推奨案を示す。
悪い例:「これは誰に出しますか?」
良い例:「承認するのは部長ですよね。部長の一番の関心は『これで残業代がいくら減るか』だと想定し、冒頭で月◯時間の削減を数字で出すのがおすすめです。気になる点はありますか?」
## 根拠の強さ
```
強 ┃ 数字・データ 専門家の意見 体験談 たとえ話 思い込み ┃ 弱
```
ただし現実の意思決定は感情で動く。**ベストは「数字+心を動かす話(体験談など)」**。強い数字が出せないときは、体験談や具体的なエピソードで代替してよい。
## 相手のメンツを守る(変える=過去の否定にしない)
「変える・やめる」提案は、それを作った/続けてきた相手に「自分のやり方は間違っていたのか」と聞こえやすい。理屈が正しくても、ここでつまずくと通らない。事実は変えず、伝え方を整える(おだて・ごまかしは不可)。
- **過去を正当化する**:「当時は妥当だった」と置き、変更は"状況変化への対応"として語る
- **問題を人でなく状況・数字に帰属**:「やり方が悪い」でなく「事業が伸びて会議が増えた」
- **功績を立て、共同の前進にする**"あなた vs 私"でなく「これまでの仕組みを次の段階へ一緒に更新」
- **小さく・可逆にする**:試験運用や期間限定で、判断を全否定して覆す感を消す
- **否定語を避ける**:「無駄・非効率・間違い」を使わない
- **決定権は相手に残す**:最終判断は相手のもの、という姿勢で書く
対話では「この提案は相手が作ったもの続けてきたものを変えるか」を見極め、Yesなら上の配慮を強める。
## 出力フォーマット
結論を最初に置き、事実・解釈・提案を分ける。
```
【提案】<結論お願いを1行で要約だけでなくだから何をしてほしいかまで言い切る>
<背景や規模を12文で補足必要なときだけ>
◎ 現状の課題 … 事実(数字・体験談)
◎ 提案する理由 … なぜそうすべきか
◎ 選択肢と推奨 … 比較がある場合。「→推奨:◯◯(理由)」で締める
◎ リスクと対策 … 意思決定者の不安に先回り(必要なとき)
```
- **完成した提案文書はコードブロックで出力する。** チャットのコピーボタンで1クリックでコピーでき、そのまま貼り付けられる
- **出力する提案文書では太字(`**`などのmarkdown装飾を使わない。** 貼り付け先で崩れるため、プレーンな文章にする
- 見出し名は提案内容に合わせて調整してよい(◎の枠組み「事実→理由→選択肢→リスク」は保つ)
- `◎` 配下が1項目だけなら、見出しを使わず本文に含める
- 模範解答例 → [references/examples.md](references/examples.md)
## 品質チェック
出力する前に、提案文書がチェックリストを満たすか確認する。満たさない項目は直してから出力する。
→ [references/output-quality.md](references/output-quality.md)

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references/examples.md Normal file
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@ -0,0 +1,133 @@
# 提案文書の模範例
意思決定者の問いに、結論ファーストで答える提案文書の例。
## 目次
- 対話の流れ(例)
- 例0Before / After上流を埋める効果
- メンツを守る言い換えNG / OK
- 例1在宅勤務を週2日に増やす
- 例2採用管理ツールの導入他ツール比較あり
- 例3ー残業デーの導入
---
## 対話の流れ(例)
ユーザーが雑に投げ、AIが1問ずつ推奨案つきで材料を引き出す。
> ユーザー:定例会議を減らしたい
> AI①は「定例会議を減らす」ですね。②決めるのは誰ですか チームの定例なら直属の部長が承認者になりがちです。これでいいですか?
> ユーザー:部長です
> AI③部長の頭の中の問いは「どの会議か何がよくなるか自分は何をすればいいか」が刺さります。この3つに答える形でOKですか
> ユーザーOK
> AI④根拠になる数字はありますかなければ体験談でも可
> ユーザー週7本・12時間、直近は7人中2人しか発言していない
> AI十分です。提案文書を作ります。
材料が揃うと、下の「例0After」のような文書が出力される。
## 例0Before / After上流を埋める効果
同じ「定例会議を減らしたい」でも、上流(誰に・相手の問い・何を言い切るか)を埋めるかどうかで結果が変わる。
**BeforeAIに丸投げ・上流が空っぽ**
```
お疲れ様です。会議運営の効率化についてご提案がございます。
最近、会議時間の増加が生産性低下の要因として指摘されています。
つきましては、定例会議の頻度の見直しをご検討いただけますと幸いです。
```
丁寧だが、どの会議か・何がよくなるか・何をしてほしいかに答えていない。意思決定者は「それで?」となる。
**After上流を埋めてから書く**
```
【提案】報告だけの定例会議3本を隔週にして、浮いた月6時間を提案準備に充てます。ご承認をお願いします。
◎ 現状の課題
定例会議は週7本・延べ12時間。うち報告だけの3本が週3時間を占める。
直近の会議では発言者が7人中2人だった。
◎ 提案する理由
報告だけの会議は資料の前日共有で代替できる。議論のある会議は残す。
◎ リスクと対策
共有漏れを防ぐため、資料は前日17:00までに投稿するルールにする。
```
## メンツを守る言い換えNG / OK
同じ提案でも、過去を否定する書き方は通りにくい。状況の変化として語り、相手の功績を立てる。
**NG過去を否定**
```
今の定例会議は無駄が多く非効率です。やめるべきです。
```
**OK状況変化功績を立てる**
```
定例会議は立ち上げ期に足並みを揃えるのに役立ってきました。
人数も増えて自律的に動ける今、形を変えるタイミングだと思います。
まず1ヶ月、報告は資料共有に切り替えて試させてください。
```
## 例1在宅勤務を週2日に増やす
```
【提案】在宅勤務を週2日に増やすことを承認してください。来月から3か月の試験運用にしたいです。
◎ 現状の課題
通勤に往復2時間かかり、集中して作業する時間を確保しにくい。
資料作成は1人で進める作業が多く、出社の必要性が低い。
◎ 提案する理由
移動時間を作業に充てられ、締め切り前の残業を減らせる。
週2日に絞れば、対面が必要な会議や相談は出社日にまとめられる。
◎ リスクと対策
連携が滞らないよう、出社日を火・木に固定してチームで揃える。
3か月後に稼働と成果を振り返り、継続するか判断する。
```
## 例2採用管理ツールの導入他ツール比較あり
```
【提案】採用管理ツールをHRtable月額3万円で導入したいです。
Googleスプレッドシートで管理している採用フローを移行する承認をお願いします。
◎ 現状の課題
選考状況の共有にメール往復が発生し、1件あたり平均30分かかっている。
スプレッドシートの更新漏れで、面接の重複が月2〜3件発生している。
◎ 他ツールとの比較検討
・HRtable月額3万円— 採用サイトとAPI連携できる
・Recruit Board月額2万円— API連携できないため見送り
→推奨HRtable連携で更新漏れと面接重複を防げる
◎ コスト対効果
月額3万円に対し、現在の対応工数月約20時間を半減できる見込み。
```
## 例3ー残業デーの導入
```
【提案】毎週水曜日をノー残業デーにしたいです。
定時の18時退勤を原則とすることを承認していただきたいです。
◎ 現状の課題
・定時以降は集中力が落ち、同じ作業でも時間がかかる
・平均残業時間は月40時間で、その時間帯の生産性は低い
◎ 提案する理由
・終わり時間を逆算することで生産性が上がる
・残業の常態化を防ぐことで離職リスクを下げられる
・週1回から始めることでまず効果を検証できる
◎ 補足
急ぎの仕事が入った場合は例外を認め、翌日に繰り越すルールとする。
```

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@ -0,0 +1,27 @@
# 出力品質チェックリスト
提案文書を出力する前に、以下を満たすか確認する。満たさない項目があれば直してから出力する。
## 結論と構造
- [ ] 1行目が結論相手へのお願いになっている。要約で終わらず「だから何をしてほしいか」まで言い切っている
- [ ] 全体像 → 詳細の順になっている
- [ ] 事実・解釈・提案が混ざらず分かれている
- [ ] 情報が階層構造(◎ → ・)で整理され、同じ階層に同じ粒度の情報だけが入っている
- [ ] 選択肢を示す場合、主要な案を網羅したうえで推奨案を明示している
## 簡潔さと明確さ
- [ ] 「〜について」「〜の件」で逃げず、具体的なお願いになっている
- [ ] 一文が長すぎない(一文一義)。ただし削りすぎて意味が抜けていない
- [ ] 「品質」「早急に」など解釈の分かれる言葉に具体的な定義がある
- [ ] 同じ意味の言葉の表記揺れがない(用語が一貫している)
- [ ] 過剰な敬語で冗長になっていない
- [ ] 重要な数値や根拠が本文に書かれている(リンク頼みにしない)
## 仕上げ
- [ ] 箇条書きはMECE漏れなく重複なくで、語尾が統一されている
- [ ] 期限があるなら日時まで具体的2026/07/01 17:00。「予定」ではなく確定表現になっている
- [ ] 要点が1つだけの短い内容を、無理に階層化していない
- [ ] 意味の区切りで改行され、視覚的に読みやすい