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Co-authored-by: Cursor <cursoragent@cursor.com>
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2026-07-17 14:57:26 +09:00
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# プレゼン原稿の模範例
「定例会議を減らす」を題材に、対話で具体を引き出し、心が動く原稿に変わるまでの一周。会議の議題の1つとして話す、約2分の短いプレゼンの例(数十秒でも、自分の意見を伝えて通す場面はプレゼンに含む)。
## 目次
- 元原稿(説明だけの発表)
- 対話の流れ(例)
- 完成した原稿(具体を渡した後)
- 何が変わったか(Before / After の対応表)
- たとえをAIが出す(体験がない場合の例)
---
## 元原稿(説明だけの発表)
提案スキルで作った、ビジネスライティングとしては十分な発表原稿。結論も先、数字の根拠もある。だが心は動かない。
```
定例会議の進め方について、提案があります。
結論から言います。報告中心の定例3本を、隔週の開催に、変えたいです。
いまの定例は週7本、あわせて週12時間。
うち、報告だけの3本が、週3時間を占めています。
隔週にすれば、月に6時間、年で約70時間が空きます。
報告は、前日に資料を共有すれば、読み上げなくても回ります。
まず、この3本から、隔週に。ご承認いただけないでしょうか。
```
全部正しい。だが全部「説明」で、どこの会社にも貼れる=誰のプレゼンでもない。ここに足りないのは、絵・賭け金・弱さ・原体験。
## 対話の流れ(例)
元原稿から結論・数字は流用できるので聞き直さない。足りない具体だけを1問ずつ掘る。
> AI:この提案、誰に、どんな場で、何分くらい話しますか? 定例の見直しなら、週次の全体会議で、議題の1つとして話す形が多いですが、どうでしょう?
> ユーザー:そうです。会議のみんなの前で、議題の1つとして。2分くらいです
> AI:2分ですね。問いを開いて絵で閉じる波は1〜2回、山場の絵は1つに絞ります。今の困りで、実際に見た場面はありますか? 直近の定例を、スローモーションで思い出してみてください
> ユーザー:先週の定例。30分のうち、25分が資料の読み上げ。7人いて、口を開いたのは、2人だけでした
> AI:その場面、強い絵になります。このまま何もしなければ、何を失いますか?
> ユーザー:報告を聞くだけの時間が、年150時間。1ヶ月分です
> AI:あなた自身の、正直な気持ちはどうでしたか? 半信半疑だったこと、当たり前だと思っていたことがあれば
> ユーザー:私も長いこと、この会議を当たり前だと思って、疑うことすらなかった。先週、ふと周りを見たら、全員が同じ顔をしていて
> AI:そもそも、なぜ変えたいと思ったんですか?
> ユーザー:その時間で、本当はやりたい仕事が、あったからです
> AI:材料が揃いました。原稿を作ります
## 完成した原稿(具体を渡した後)
```
先週の定例会議。30分のうち、25分が、資料の読み上げでした。
7人いて、口を開いたのは、2人。
──報告だけの定例3本を、隔週にしませんか。
あの読み上げを聞くだけの時間が、1年で150時間。
まるまる1ヶ月分が、毎年、消えています。
正直に言うと、私も長い間、この会議を当たり前だと思って、
疑うことすら、ありませんでした。でも先週、ふと周りを見て、
全員が同じ顔をしているのに、気づいたんです。
やり方は、シンプルです。報告の3本を隔週にして、
資料は前日に共有する。それだけ。
それだけで、年に70時間ちかく──消えた時間の半分が、戻ります。
ずっと後回しにしてきた、やりたかった仕事に、手がつけられます。
まず、報告の3本だけ。1ヶ月、試させてもらえませんか。
```
## 何が変わったか(Before / After の対応表)
企画の中身は同じ(定例3本を隔週に)。変わったのは、渡した具体だけ。
| 6ステップ | 元原稿 | 完成した原稿 |
|---|---|---|
| ① フック | なし(いきなり本題) | 沈黙の場面の絵(7人中2人) |
| ② 結論 | 先にある | 先にある(維持) |
| ③ なぜ | 数字のみ | 絵 + 賭け金(年150時間=1ヶ月分が消え続ける) |
| ④ どうやって | ある | 短く維持 |
| ⑤ どうなる | 数字のみ(年70時間) | 数字 + 原体験(やりたかった仕事に手がつく) |
| ⑥ お願い | ある | 小さく・試しやすく(まず3本だけ、1ヶ月) |
| 弱さ | なし | 「私も当たり前だと思っていた」(ひと言・穏やかに) |
注意点:
- 原稿に出てくる絵は、すべてユーザーがインタビューで渡したもの。AIが場面を足していない
- 賭け金は150時間、回収は「半分=70時間」と正直に。盛っていない
- 弱さは「内職していました」のような告白ではなく、堅い場でも出せる穏やかな自己開示にしている
- 分量は約400字=渡された尺(2分)に収まる。尺が5分、10分と長い場合も6ステップは同じで、「問いを開いて、絵で閉じる」波の数を増やして分量を設計する。山場の絵は1つのまま増やさない
## たとえをAIが出す(体験がない場合の例)
自分が実際に見た場面がないときは、聞き手に身近なたとえで補う。たとえの案出しはAIの得意技。
> ユーザー:その現場には行ったことがなくて、見た場面がないんです
> AI:では、身近なたとえで絵にしましょう。「会議の資料の読み上げを聞いている時間」を、誰でも知っている場面にたとえると、こんな案があります。
> ・朝礼で、長い校長先生の話を聞いている時間
> ・機内で、毎回同じ安全ビデオを見せられる時間
> ・説明書を音読されるのを、隣で聞いている時間
> 聞き手にいちばん近いのは、どれですか?
> ユーザー:校長先生の話が、いちばん伝わりそう
選ぶのは必ずユーザー。聞き手を知っているのはユーザーだけ。
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# 出力品質チェックリスト
プレゼン原稿を出力する前に、以下を満たすか確認する。満たさない項目があれば直してから出力する。
## 結論と構成
- [ ] 結論(何を提案・主張するか)が冒頭近くにあり、隠されていない
- [ ] フックが絵か問いで始まっている(一般論・自己紹介・前置きで始まっていない)
- [ ] 「なぜ」に絵と賭け金(放置すると何を失うか)が入っている
- [ ] 「どうなる」に変わった未来の絵が入っている
- [ ] 最後のお願いが具体的で、聞き手が Yes / No を判断できる
- [ ] 聞き手の懸念点を、気づかれる前に先出しして答えている
## 絵と具体
- [ ] 原稿の中の場面・数字・感情は、すべてユーザーが渡したもの(AIが創作した体験がない)
- [ ] 抽象語(非効率・重要・課題・改善など)だけで押している箇所がない。裏の具体的な場面に戻している
- [ ] 山場の絵が1つに絞られている(全部を山にしていない)
- [ ] 絵が結論の根拠として置かれている(絵だけが並ぶ作文になっていない)
- [ ] 弱さを入れる場合、ひと言で、場のTPOに合っている(堅い場で長々と失敗談を話していない)
## 興味の波
- [ ] 開いた問いが、すべて絵か答えで閉じられている(開きっぱなしの問いがない)
- [ ] 1つの引っ張りが数十秒〜1、2分以内で回収されている(最後まで伏せる映画型になっていない)
- [ ] 煽りすぎ・引っ張りすぎになっていない(引っ張りに見合う中身が返っている)
- [ ] 賭け金と回収の粒度が合っている(実際より大きく見せて盛っていない)
## 話し言葉
- [ ] 声に出して読める話し言葉になっている(書き言葉・体言止めの連続になっていない)
- [ ] ユーザーの話し方・語彙に寄っている(チューニング欄・過去に話した内容を反映)
- [ ] 指定された尺に収まる分量になっている
- [ ] 上から目線・偉そうな表現がない